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クリーンディーゼル「BlueTEC」搭載した新型Vクラスを発表

2015.10.19

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メルセデスベンツ日本は、10月10日(土)にお台場で行われた東京モーターショー告知イベント「東京モーターフェスwithみんモー」の会場内において、新型Vクラスを発表し注文受付を開始した。発売は2016年1月の予定だ。

Vクラスは欧州ミニバンとして1998年に初代が日本に導入され、2003年のフルモデルチェンジを経て、今回が3代目となる。7名乗車や左右電動スライドドアなど日本のニーズに合わせた装備拡充もあって、累計販売台数は2万台を超える。

今回の新型は、すべてのモデルに日本の「ポスト新長期規制」に適合した2.2ℓ直4ディーゼルエンジンを搭載。このBlueTECディーゼルエンジンはDPF(粒子状物質除去フィルター)によりPM(粒子状物質)を除去した上で尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」を噴射することで、化学反応を起こして有害なNOx(窒素酸化物)を削減する排出ガス処理システムを採用している。その他最新コモンレールシステムや電子制御可変ターボなどにより最高出力163ps、最大トルク380Nmという余裕のある動力性能を発揮する。

足回りは定評のアジリティコントロールサスペンションを採用したメルセデス伝統のFRレイアウト。シートは2列目が独立シート、3列目がベンチシートとなり、2列目を後ろ向きにセットして後席5人が向かい合って座れる状態にしたり、2・3列目をすべて取り外して荷物を積載したりと、さまさまな用途に合わせてアレンジすることができる。そのためシートベルトはそれぞれのシートに一体化されている。

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日本市場では現在アルファード/ヴェルファイアがこのクラスのミニバンではひとり勝ち状態となっているが、その点について上野社長に質問したところ、「乗っていただけると乗り心地はVクラスのほうが断然上だと私は思っていますし、先代Vクラスでは少し劣っていた質感やシートなどはかなりブラッシュアップされて商用車テイストは完全に消え、しっかりとした乗用車に仕上がっていると思っています。またレーダーセーフティパッケージなど安全装備も備わり、加えてディーゼルの燃費と低速トルクがありますので、パッケージングとしてはすごく期待できるモデルになっていると思います」と自信を持って語っていた。

 

■新型Vクラス価格表

 

モデル

ステア

リング

エンジン

税込価格

V220d TREND

2.2ℓ直4直噴ディーゼルターボ

535万円

V220d

620万円

V220d AVANTGARDE long

695万円

V220d AVANTGARDE Extra-long

730万円

メルセデス日本公式サイト www.mercedes-benz.co.jp


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