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増える外国人旅行者に応える、はとバスの外国語対応のガイドシステム
日に日に増える外国人旅行者。最近はとくに欧米人や東南アジア方面からの個人旅行者の姿が目立つようになってきており、観光地や街中で多く見かけるようになってきている。となれば観光スポットや名所旧跡などを手短に回れる、”定期観光バス”が手頃だ。戦後間もなく東京観光の定期バスを運行したのが、イエローカラーで知られる「はとバス」(中村 靖 社長・本社:東京大田区)。東京駅をはじめとして、都内主要駅から一日当たり80便前後の定期観光や日帰り&1泊観光コースなどを運行するはとバス。増加する外国人旅行者のためのお役立ちツールとして同社では、2012年より4ヶ国語対応(英語・中国語・韓国語・スペイン語)の自動音声ガイドシステムとなる「TOMODACHI(ともだち)」を導入。2階建オープンバスの”オー・ソラ・ミヨ”で運行している。
今回さらに拡大する東南アジア方面からのの旅行者や、個々で所有するスマートフォンやタブレットなどで、移りゆく車窓の観光情報を得られる「車内Free Wi-Fi」を導入。車内にアクセスポイントを搭載することで、乗車中においてインターネットの接続が10月1日から運用開始となる。今回新たに加わるTOMODACHIシステムは、タイ語・インドネシア語・フランス語と、来春導入予定のベトナム語の4ヶ国語の対応になる。Free Wi-Fiも手持ちのスマートフォンやタブレットなどで利用規約に同意するだけで接続・利用が可能になる。音声ガイダンスは、用意された多言語対応のレシーバーを用いることで、コースのポイントごとで音声ガイドが行われるもの。
今回このシステムを導入するオープンバスのオー・ソラ・ミヨのコース。いずれもJR東京駅丸の内南口そばのはとバス・ターミナルから出発する、3つの定期観光コースが用意。「TOKYOパノラマドライブ」は、東京タワーを眺めつつ、レインボーブリッジやお台場エリアを経て戻るもの。「ベストビュードライブ&東京スカイツリー」は、上野・浅草エリアを経て、東京スカイツリーを見上げる下町コース。そして新宿の高層ビル群や明治神宮、原宿などを周る「東京摩天楼」。なおいずれのコースともに途中での降車はないものの、初めて来日・首都東京に来た外国人旅行者にとっては短時間で都内の様子や距離感などを知る目安にもなる、リアルな情報入手のアイテムになりそうだ。
浜田拓郎
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