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ダイムラーとルノー・日産アライアンス、新合弁会社のメキシコ工場建設に着工

2015.9.7

ダイムラーとルノー・日産アライアンスは、メキシコ中部のアグアスカリエンテスで、ダイムラーと日産が出資して設立する生産合弁会社COMPAS(COoperation Manufacturing Plant AguascalienteSの略)の新工場建設に着工したと発表した。本工場では、メルセデス・ベンツ及びインフィニティ向けの次世代プレミアムコンパクトカーを生産する。

 

3日に行われた新工場の定礎式には、メキシコのイルデフォンソ・グアハルド経済大臣、アグアスカリエンテス州のカルロス・ロサノ・デ・ラ・トーレ知事の他に、メルセデス・ベンツ・カーズ 生産・サプライヤーチェーン担当取締役のマルクス・シェーファー、メルセデス・べンツ・カーズ コンパクトカー生産グループ担当のヨルク・プリグル、日産の副社長で北米マネジメントコミッティ(MC-NA)議長のホセ・ムニョス、Infiniti Motor Company Ltd. 社長のローランド・クルーガー、COMPASのCEO(Chief Executive Officer)である黒澤良二、同CQO(Chief Quality Officer)である グラウツィオ・ライテ、COMPAS取締役会長のアルマンド・アビラを始めとする400名以上の来賓が出席した。

 

COMPASにおけるダイムラーと日産の持ち株比率は50:50。両社は総額10億USドル(1,210億円)を投資し、本合弁会社は、最高水準を目指す生産工場の建設と運営を統括する。COMPASの新工場は、日産のアグアスカリエンテス第2工場に隣接して建設され、初期段階の年間生産能力は23万台以上を予定している。

 

また、2020年までに約3,600名の直接雇用を創出します。生産能力は市場の伸長や需要の拡大に応じて、拡張する可能性もある。2017年にインフィニティ向けモデル、2018年にメルセデス・ベンツ最初のモデルをオフラインする予定。また、COMPASは直接雇用だけでなく、約12,000名の間接雇用の創出も見込まれる。これは主に高い現地調達率によるもので、メキシコにおけるサプライヤーベースを大幅に拡大する。

 

また、2014年6月に発表された通り、ダイムラーとルノー・日産アライアンスは、メルセデス・ベンツおよびインフィニティの両ブランド向け次世代コンパクトカーを共同開発する。両社は商品開発プロセスのあらゆる段階において緊密に協力していく。メルセデス・ベンツ、インフィニティ、それぞれのブランドアイデンティティは守られ、商品のデザインやドライビング特性、仕様においては全く異なるものになる。また、ダイムラーとルノー・日産アライアンスは、北米以外にも世界中の生産拠点で次世代プレミアムコンパクトカーの生産を行う予定だ。


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