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Sクラス最廉価のディーゼルHVは1000万円未満
メルセデスベンツのフラッグシップ・サルーンであるSクラスに日本初のクリーンディーゼルHVが追加された。税込み価格は1000万円を切る998.0万円〜で、Sクラスの中でもっとも安いモデルとなっている。
S300hを名乗るディーゼルHVには2.2L直4エンジン(204ps/500Nm)とモーター(27ps/250Nm)が搭載されていてJC08モード燃費で20.7km/L(ロングは19.5km/L)を実現している。
もちろん、ステレオカメラとレーダーセンサーを併用した安全装備も標準採用されている。
都内で行われた報道発表会で、輸入元の上野金太郎社長は「誰よりも早くクリーンディーゼルHVを届けたく、日本の厳しい排ガス規制への対応といった技術的困難も乗り越えて発売にこぎ着けた」「初めてクリーンディーゼルを導入してから10年。いまでは8車種14モデルまでラインナップが充実した。年内にCクラスの直4ディーゼルとPHVも導入したい」と、他社より一歩先を行っていることをアピールした。既存のガソリンHVおよびPHVと合わせてSクラス全体の20%をHVで占めたい意向も明らかにした。
国内発売に合わせて鹿児島県の佐多岬から都内にあるメルセデスベンツ・コネクションまで走破するチャレンジが行われた。その距離は1540kmで、高速道路をメインに使って走ったところ、平均燃費はカタログ値を超える25.6km/Lをマークしたという。しかもゴール到着時にはまだ燃料が15%ほど残っていて、計算上はさらに約270km走れる結果に。
ドライバーの一人を務めたモータージャーナリストの石井昌道さんは「最初の200kmくらいで、これは無給油で到達できるなと直感した」「ガソリンかディーゼルかわからないくらい静か」「立派な見た目とコンパクトカー並みの燃費のギャップがおもしろい」と語った。
なお、この様子は明日から放映されるテレビCMで見ることができる。
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