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三菱、「アジアクロスカントリーラリー2015」で『アウトランダーPHEV』が3年連続完走
三菱自動車が技術支援するラリーチーム「ツーアンドフォー モータースポーツ」(代表、石田憲治氏)の『アウトランダーPHEV』が、8月8日(土)~14日(金)にタイ北部で開催された、国際自動車連盟(FIA)公認のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2015」に出場。
青木孝次/ウッティチャイ・トリタラ(タイ)組が総走行距離約2400kmの過酷なコースを40時間01分51秒で走り切り、総合20位、T1-3クラス(電気自動車クラス)優勝を果たしました。今回が記念すべき20回目の開催となった同ラリーで『アウトランダーPHEV』は3年連続となる完走を果たし、信頼性・耐久性及び走破性の高さを実証した。
競技車両は、新型『アウトランダーPHEV』をベースに開発。PHEVシステムの主要パーツは量産品を使用し制御を変更。モーターの高出力化、ジェネレーターの発電量アップなど高性能化させ、駆動用バッテリーの容量アップによりこれに対応している。
『ランサーエボリューション』で培った車両運動統合制御システム「S-AWC」のノウハウを活用したツインモーター4WDも、制御の変更によりトラクション性能を強化。さらに、地上高及びサスペンションストロークの増大、ラリー専用の大径タイヤの装着など悪路走破性を向上させることで、高性能化されたPHEVシステム及びツインモーター4WDのパフォーマンスを有効活用いるという。
今回出場した『アウトランダーPHEV』と同じ仕様の車両が、10月22日(木)~24日(土)にポルトガル東部のポルタレグレ県で開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」に、三菱自動車が主体の体制で出場予定。
ドライバーには、2002~2003年のダカールラリーで2連覇を飾った三菱自動車の増岡浩を監督兼務で起用。開発本部 EV要素研究部エキスパートの田中泰男がチームマネージャーとテクニカルディレクターを兼務し、同部の4名がエンジニアを担当。アジアとヨーロッパという異なる地域、走行条件で行われる苛酷なクロスカントリーラリーに出場することで、貴重な走行データを得ることが可能となり、そのデータは将来の量産車開発にフィードバックされる。
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