ダイハツが新型車の技術を先行公開

マガジンX 11月号にも掲載しているように、ダイハツが過去に披露したコンセプトカーDecaDecaをベースにした新型車を11月にリリースする。そのクルマの技術が先行発表された。

カモフラージュに包まれたプロトタイプを見ると、一見タントとの区別がつかないが、このクルマの全高は1835mmで、室内高は1455mmに達するという。タントと比べてアイポイントも高めの1387mmに設定。
また、ラゲッジスペースには深さ320mmの床下ボックスが備わっており、ベビーカーやゴルフバッグを立てたまま載せることが可能だ。これまでリアシートを倒して載せていた長尺物がそのまま積めるため、フル乗車しながら、より多くの荷物が積載できる。

いっそうの全高アップに伴って直進安定性などが気になるが、ルーフの板厚最適化やボディパネルへの樹脂採用、空気の流れを整えるダイハツの空力フィンなどが採用されて重心高はタントより10mmアップにとどまる見通しだ。
ちなみにJC08モード燃費はNAモデルが25.4km/L（免税対象）、ターボ車が23.8km/L（減税対象）。
ダイハツはこれまで室内空間の面でダウンサイザーの要望に応え切れていなかったとして、前述した使い勝手のよいラゲッジスペースや高めのアイポイントでダウンサイザーのニーズに応えていく模様だ。