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トヨタ自動車の第1四半期決算、 増収増益だが、販売台数減。 円安で利益膨らむ。通期営業利益 3兆円達成の勢い
トヨタ自動車の第1四半期決算、
増収増益だが、販売台数減。
円安で利益膨らむ。通期営業利益
3兆円達成の勢い
トヨタ自動車の第1四半期決算は、売上高6兆9876億円、前年同期比5969億円増、9.3%増、営業利益7560億円、同632億円増、9.1%増だった。営業利益率は、前年同期と同じ10.8%だった。
第1四半期の連結販売台数は、211.4万台、前年同期比12.7万台減。北米以外の仕向地は減少となった。
通年の連結決算見通しを上方修正。
売上高27.8兆円、当初比3000億円増、当期純利益2兆9800億円、同100億円増。 連結販売台数は、通年で5万台増の895万台を見込む。国内で5万台増予定。グループ全体の1015万台は変えない。 為替変動の影響は、円ドルで1750億円増。全体で1450億円増。
質疑応答。
過去最高だが、為替変動がなければ減益ではないか?
前年同期比12.7万台の販売減少。地域別では、国内、アジアが減少している。原油安の影響で、中近東もマイナス。販売台数減がきつかったかなぁ。研究開発費も使っている。国内除軽が好調なため、国内は通年で5万台計画を増やした。
中国について。
販売価格も引き下げるなど、厳しい環境。台数は堅調だが、収益は楽観を許さない。モノづくり力の強化。現地生産のHVをHV元年として頑張っていきたい。
中国は商用車に加えて乗用車も前年割れ。少し変調をきたしている。トヨタについては、6月10.1万台、7月9.2万台と堅調。上期112%。
ロシアについて。
マーケットは上半期78.2万台。ロシアルーブルも乱高下している。計画台数は精査中です。
TPPについては、自由貿易、投資の自由化など、妥結に向けて取り組みをお願いしたい。
通期の予想について。
為替は第1四半期の実績を反映した。通期でも為替を円ドル、円ユーロで修正した。労務費諸経費も少しみた。
ジュリーハンプ氏の件について。
内外の法令遵守の精神が最も大切。改善すべきは改善する。多様性を尊重した人材の登用を進める。
その他諸経費400億円の増加は、一般経費200億円、その他が品質関連費用など。タカタだけではない。
イラン市場について。
2010年6月以降、輸出していない。販売代理店も置いてない。国際情勢を注視して対応したい。
会見が終わりました。
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