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羽田空港第2ターミナルに、「メルセデス・ミー東京羽田」がオープン
通常の販売店展開のみならず、顧客やマーケットとの接点展開に積極的なメルセデス・ベンツ日本(株)(以下、MBJ)と販売会社の(株)シュテルすン品川は7月22日、初の情報発信拠点となる「Mercedes me Tokyo HANEDA(メルセデスミー東京羽田」を、東京国際空港(羽田空港)第2旅客ターミナルの地下1階にオープンした。同社ではすでに国内主要都市にてブランド発信拠点となる「メルセデス・ベンツ・コネクション」なる情報発信や展示施設を展開。今回は日々にわたり不特定多数の利用者が行き交う空港ターミナルの好立地を活かした、最新モデルの展示を通じたブランド発信と利用者の利便性に対応する飲食施設を組み合わせた、”メルセデスのいま”を身近に感じてもらおうというもの。
場所的には第2旅客ターミナルビルの地下1階にあるものの、都心などを結ぶ京浜急行と東京モノレール(いずれも地下駅)の改札エリアに面し、かつ出発ロービー階へとつなぐエスカレーターそばに位置した空間にある。かってこの場所には数軒のカフェがあったが、店構えがややおとなしいのか今ひとつ目立つものがなった。新たにブランド力のあるメルセデス・ベンツの最新モデルと食事に触れるということで、移動時や旅の一服感を提供するのと、高級輸入車との出会いを備えたスポットを整えた。
メルセデス・ミーは、すでにオープンしているドイツ・ハンブルグとイタリア・ミラノに次ぐ世界3番め。アジア初の拠点である。オープンに先駆けて21日、報道向けの記者発表会が開催。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「国内最大の空港規模と利用者数の多さともに、最近増加傾向を示す外国人旅行者にもメルセデス・ベンツのブランドと商品力を、食事をしながら楽しんでもらいたい。しかもドイツ、イタリアに次ぐ”アジア最初のメルセデス・ミー”を通じた、移動途中の休憩と展示車両に触れてもらいたい」と、従来の空港施設にはなかった拠点展開を訴求する。
この機会ということで、昨年の発売以来好評を博すCクラスに、スポーティモデルとなる”AMG”仕様をCクラスにも採用。今回4WD仕様の”C450 AMG 4MATIC”の披露も兼ねた。その核となるパワーユニットには、AMG専用に開発されたV6エンジンを搭載。最大出力367PS/3,500~6,000rpm、最大トルク520Nm/2,000~4,200rpmを発揮する。因みにC450 AMG 4MATICの価格は、セダンが8,630,000円。ステーションワゴンが9,430,000円(いずれも消費税込込み)となっている。
拠点の運営は、MBJと正規販売店契約を結ぶシュテルン品川(須田利夫社長)が担当する。これも羽田空港に至近に拠点がある同社の顧客ノウハウを、日本全国にも通じる空港利用者への複合的サービスを展開するもの。
さらにラウンジスペースでは、タッチディスプレイ式のデジタルデバイスを用いたメルセデス・ベンツおよびスマートに関する相談受付。そしてコレクションショップでは、ライフスタイルの提案を行うトラベルグッズなどの羽田空港限定商品も販売する。
レストラン&カフェスペースには、レストラン運営を行う(株)リヴァンプ(澤田貴司社長兼CEO)とコラボレーション。そのグループ企業で朝食向きの卵料理や新鮮野菜などを提供するeggcellent BITES(エグセレント・バイツ)と、すぐに食事ができて選択可能なドーナツ。ブランドのKrispy Kreme Doughnuts(クリスピー・クリーム・ド-ナッツ )が構える。
”Me(ミー)”という、自分自身という個性化時代を配慮した新たな自動車との接点やカーライフを身近に感じてもらうメルセデス・ベンツの拠点として、今後は同社モデルのレンタカー手配やメルセデス・マイバッハの送迎(ショーファー)プログラムなど、空港なたではのロケーションいかした取組も検討中とのこと。これも都心に近く、今後益々増える国際線(国際線旅客ターミナル)に対応するとともに、第2ターミナルを拠点にするANA(全日空)とのマイレッジや車両購入ポイントとの相乗効果を図る意味もある。
浜田拓郎
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