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アセスメントのおかげで
日本のクルマの安全性能が高まったのか?

2014.9.8


独立行政法人自動車事故対策機構は、衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)及び、車線逸脱警報装置(LDWS)搭載自動車の予防安全性能アセスメント試験結果を10月下旬に発表するという。それ自体は良いのだが、あたかもアセスメントを実施してきたことにより、交通事故が減ったかのような資料を出してきた。
少々、違和感がある。
アセスメントがひとつのモチベーションになっていることは否定しないが、基本的には、メーカーの努力と、ユーザーの理解のはずだ。
増してやアセスメントはアメリカやドイツをはじめ、世界の先進国では、日本よりずっと前から実施されてきた。世界で戦うメーカーにすれば、どの国のアセスメントも大切である。
また、アメリカやドイツではユーザー団体がアセスメントを主宰しているはずだ。私はJAF在籍時にアセスメントをやるべきと主張したが、当時は受け入れられなかった。
JNCAPのおかげで日本のクルマの安全性が高まった、の表現は誤解を生むのではないかと国交省に指摘した。技術政策課は根拠があるのでレクしたいと申し出てきた。来週、記者レクに行ってきます。

閑話休題
それにしてもアセスのデモ取材。日付も表されていないのに、出欠の返事をよこせは違うだろう。


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