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ホンダ・センシングいよいよASV評価を受験へ

2015.6.10

ホンダ・センシング搭載車と言えば、今年2月に発売された新型レジェンドを皮切りにジェイド、ステップワゴン、オデッセイと搭載車種が増えている。

予防安全性能がユーザーのクルマ選びに大きな影響を与える中、独立行政法人の自動車事故対策機構(NASVA)が行っている自動車アセスメント(JNCAP)での評価が、メーカーにとってもユーザーにとっても重要な物差しとなりつつある。このJNCAP、NASVAが独自で行うクルマはNASVAが自ら購入して試験を実施する。このお金、皆様ご承知のとおり、自賠責保険から拠出されている。

http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/

で、もうひとつJNCAPを受ける手段が「委託試験」だ。こちらは車両と試験費用をメーカーが負担することでJNCAPの評価を受けることができる。メーカーから当該車両について受験の依頼があると、販売店に行って車両をNASVAが購入する。販売店への種明かしの後、代金をメーカーが販売店に支払う仕組みだ。これによりメーカーがJNCAPチューンを行えないようにしているわけだ。クルマを販売する上で、重要な指針となっているJNCAPを早く受けたいメーカーからの「委託試験」の依頼は引きも切らず、「試験は順番待ちの状態」(JNCAPの事情に詳しい人)が続いている。

当然、鳴り物入りで登場したホンダ・センシングも本田技術研究所の山本社長(当時)が、記者らに対して「満点をとる」と自信を見せたくらいだから、とっくに予防安全評価試験を受けているのかとおもいきや、いまだに受験していない。その理由については、ホンダ広報部に問い合わせているところなので、返事があり次第、お伝えしたいと思っている。が、どうやらホンダ・センシング搭載車について、ASV評価を受ける準備が整ったようだ。

http://www.nasva.go.jp/mamoru/car_search

ホンダもゆっくりとはしていられない。満を持して試験を受けると思う」(事情通)との話しも聞こえている。記者の観測として、ホンダ・センシング搭載車の予防安全評価結果が公表される日も近いとしておこう。

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