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春闘はこれからが本番です!

2015.3.18

本日午後、自動車総連は拡大戦術会議登録組合12組合のうち9組合に対して、経営側から回答があったことを発表するとともに、今年の春闘について現状認識をあきらかにした。

人への投資を頭に置きながら、交渉を続けてきた。最終盤まで厳しい交渉を繰り広げた。

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1時半現在、9組合で報告が来ている。全ての組合で過去最高の回答。労働組合としての役割を果たせた。
一人ひとりに対して適正な評価がされた。部品産業、販売業種にこの結果が波及していくことを願う。経営者にも英断して欲しい。3月末までに決着を図って欲しいし、遅くとも4月末までにはお願いしたい。

規模によらず雇用形態によらず全ての働き手にの底上げを果たしていく。そうした議論に到達できた。拡大戦術会議登録組合の成果を波及させていかなければならない。2年連続して賃金水準の上昇を果たすことができるのか、期待を寄せられていた。社会的責任を如何に果たしていくか。これがひとつ結実した。

 1100組合、76万人の交渉は継続中。ほんの一握りのご報告に過ぎないが、点から線に移すことができた2年目としては評価できる。

中堅中小企業の回答は、経験的に大手の回答に影響を受ける。今後、交渉を進めるにあたって十分な基盤整備ができた。

ベア6000円と結果について。
要求水準は深い論議の末に導き出した数字。組合として受け止めなければならないのは要求額に届かなかったこと。
ベア獲得に向けて要求を掲げた組合は昨年より増えた。
働き方の高度化、柔軟な働き方、社会に与える影響を踏まえて、同額を掲げたのは大変な力になった。

労使交渉にあたって。

かねてより労働条件の水準を獲得することだけがテーマではなかった。海外との列強との競争力を維持する、持続的な成長をいかに図っていくのか?
賃金引き上げはコスト増には違いない。経営上の重要課題。

組合としては、国内の需要拡大には賃金引き上げ以外にない。手控えていた研究開発投資、設備投資など企業としてどのような配分していくのか。

働く人にとっては賃金が生活の糧。
最終的には人への投資が企業にとって益がある。全体の底上げが経済の活性化に役立つ議論ができた。踏み込んだ形でできた。

非正規労働者の扱いについては、要求どおり、進展ありと報告できる。60歳以上の継続雇用者、パートなど全体の底上げが重要。処遇改善の道が広がったことは、塊となってトビラを開くことができたのは、次なる運動に向かって重要となった。

 春闘はこれからが本番です!

取り組み結果を見定めていきたい。
会見が終わりました。

 


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