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マカフィーが今年の事業戦略を発表!IOT増、ビッグデータ活用機運高まりで、情報保護に商機。
マカフィーの2015年事業戦略説明会に来ました
インテル全体の昨年度決算も好調ですが、IoT事業本部の売上高は20億ドルを突破しました。前年比19パーセント増です。あらゆるモノがネットに繋がることは同時にあらゆる脅威に晒されることです。
ユーザーがモビリティ、クラウド、ソーシャルメディアを活用する機会が増えれば増えるほど、安全に対するニーズは高まりますね。2013年から2018年までの6年間で、日本のサイバーセキュリティ市場は5%以上成長するとブロイドマカフィー社長。
マルウェアの攻撃はドンドン巧妙化しているとします。ビッグデータの活用が増せば増すほど脅威への対策にコストがかかるようになりますね。
IoTには、法人だけでなく、コンシューマー向けも増えている。
ウエアラブル、Eヘルス、家電、クルマなどからインターネットに繋いだ時に、他人から覗かれたり、情報を盗まれてはいけないと、ブロイドマカフィー社長は指摘します。
国は個人情報保護に対して、どこまで真剣に考えているのだろうか?
国が登録情報や免許情報、さらにはクルマの走行データなどを横断的なな紐付けし、ビッグデータとして活用していこうとしています。この点について質問しました。
ブロイドマカフィー社長は、政府と協議
する、民間とも協力していくとした上で、ネットワーク情報を守っていくのは非常に複雑な問題とします。政府としてセキュリティについての提言をすべきと指摘します。
さらに話しを継いだ小笠原誠専務執行役員は、国とはビッグデータ活用のためのガイドラインを作ろうとしている。ビッグデータ活用は国を挙げてのテーマだと思う。セキュリティ面で支援していきたいと語りました。
セキュリティ対策について、かなり突っ込んだ議論を行っているようですね。
国は年金、国民健康保険などたくさんの個人情報をひとつにまとめず、必要な時にリンクさせることで、万が一の被害を最小限にとどめるような仕組みの導入をているようです。
ただし、それでもひとつの情報データベースは膨大です。また、マルウェアに侵入を許せばそこからリンクして他の情報に入り込むことも理屈の点では可能でしょう。利便性と引き換えになる脅威に対する守りはとても大切ですね。
会見後、ふたたび小笠原誠専務執行役員導入話しました。PCがそうであったようにブランドごとに脅威に対する脆弱性は異なる。これをひとつの機関で共有し、対策を講じていくことで、セキュリティのレベルはより早く向上するとの趣旨の話しをいただきました。各社の利害を超えて、ユーザーの保護を考える観点からは重要な提案ですね。
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