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自賠責保険のコスト削減に取り組んでほしい
2015.1.30
自賠責保険の国交省担当者から、「ユーザーの代表って誰ですか」との質問を受けました。メーカーでも自動車総連でも、もちろんJAFでもないんですね。それぞれオーナードライバーと利害が一致するところでは話しは合いますが、「古いクルマを長く乗る」などでは意見が異なります。
自賠責保険でも通販型損保に取り扱いを解禁するとか国交省内で、自賠責保険の担当者
と2時間みっちり意見交換した。細かいことは書けないが、強制保険の仕組みを長く維持していくために、変えて欲しいところ、やって欲しいことを幾つかお願いしておきました。
きっと先で保険加入者にとってプラスになることが起こると思っています。
自賠責保険の保険料の26%を占める「手間賃」を下げるためには、競争原理を導入すべきと話してきました。通販型損保や全国に窓口を持つ事業会社に取り扱いの門戸を開くとか、自動車税と同時に徴収できないか、車検時にまとめて集められないかとか知恵はあると思います。
ただし、損保業界が言うには、自賠責保険と任意保険の取り扱いを分離しても良いけど、そしたら任意保険の扱いだけになって任意保険料が上がるよと脅かす業界関係者もいます。このあたりは精査が必要です。
一般財源に貸し出されたままになっている6000億円については、財務省からの返還に道筋をつけるようにプレッシャーをかけるべきと指摘しておきました。方法論は今の段階ではお話ししにくいのですが、必ず変化が起きると思います。自賠責保険加入者が納得して強制保険の保険料支払いができるように制度を改善していくことが求められます。