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三菱自動車、2016年度第1四半期決算を発表
三菱自動車は、2016年度(2017年3月期)第1四半期決算を発表した。
1. 業績概況
2016年度第1四半期(2016年4月1日~6月30日)の売上高は、前年同期比718億円(14%)減の4,287億円となった。
営業利益は、日本での燃費不正問題による軽自動車の生産・販売停止のマイナス影響や市場措置費用の増加などにより、前年同期比140億円(75%)減の46億円、経常利益は、前年同期比197億円(82%)減の44億円となった。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比1,537億円減の1,297億円の損失となった。
2. 販売台数
2016年度第1四半期の販売台数は、前年同期比41千台(16%)減の221千台となった。
日本では、登録車は前年同期並となったが、軽自動車は生産・販売停止の影響により、前年同期を大きく下回り、前年同期比8千台(43%)減の10千台となった。
北米は、『アウトランダー』を中心に販売が好調に推移したことなどにより、前年同期比2千台(5%)増の37千台となった。
欧州は、経済停滞の続くロシア市場で販売台数が落ち込んだものの、西欧で『アウトランダー』の販売が増加したこともあり、欧州全体では前年同期比8千台(15%)減の47千台にとどまった。
アジアでは、インドネシアで『パジェロスポーツ』の販売が好調に推移し、更にタイやフィリピンでは、『ミラージュ』、『アトラージュ』の販売が増加しましたが、中国では、昨年10月から始まった小型車減税の対象車が少なく、アジア全体としては、前年同期比7千台(8%)減の71千台となった。
その他地域では、市場の景気低迷により中東・アフリカ、中南米で販売が伸び悩み、地域全体で前年同期比20千台(26%)減の56千台となった。
3. 2016年度業績見通し
本年6月22日に公表した2016年度通期の連結業績見通しについては、変更ないという。
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