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横浜ゴム、「黎光コミュニティ流域保護地」成立記念式典を開催
横浜ゴムの中国の事業統括会社である優科豪馬橡膠有限公司は、7月7日に中国雲南省麗江市老君山自然保護区内の黎光村で「黎光コミュニティ流域保護地」成立を記念して式典を開催した。この保護地成立は優科豪馬橡膠が支援する生態系保護プロジェクトの一環であり、黎光川流域にある6つの環境保護エリアを「黎光コミュニティ流域保護地」に統合したことで、生態系の保護活動を一層強化する。
黎光村の生態系保護プロジェクトは、これまでの森林伐採のみに依存した経済からの脱却を図り生態系を保護しようとするもの。2015年には農畜産物生産経済への移行に必要な融資を行う「村バンク」が優科豪馬橡膠の支援により設立され、黎光村全世帯の約43%を占める144世帯が参加。「村バンク」は黎光村の6つのコミュニティで組織され、環境保護エリアが設けられた。また、養蜂や葡萄の栽培など製品の開発と販売活動を行う「玉竜県黎明鄕黎光生態産業共同組合」が設立され、住民が自らの生産成果を経済収益に変換できる仕組みが整えられてきた。このような活動の結果、村の森林面積の約20%に当たる1,666haの森林が保護されたという。
優科豪馬橡膠は、2010年に中国の環境NGO「麗江健康環境研究センター」(旧北京三生環境発展研究院)が提唱した経済発展を伴った生態系保護プロジェクトに賛同。2011年~2014年にかけて老君山の河源村でのプロジェクトを支援し、森林伐採から農畜産物生産経済へ移行を成功させ、現在では住民の自主管理で約3,055haの山林が保護されている。
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