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プジョー/シトロエン/DSのディーゼル車が日本上陸
プジョー、シトロエン、DSの3ブランドが揃ってディーゼル車の国内導入を発表した。
フランスから来日したPSAグループのクリスチャン・シャペルさんは、1959年のプジョー403へのディーゼルエンジン搭載から始まった歴史をひも解き、2015年にグループ全体で140万台(1.6Lが120万台、2Lが20万台)のディーゼル車を販売したことを紹介した。
最新モデルには共通してAdBlue(尿素水溶液)を使うSCRを起用してNOxを90%低減し、続いてDPFでPM(粒子状物質)を99%除去しているという。AdBlueのタンク容量は17Lで、乗用車では最大級とのこと。
さらに、シャペルさんは「2017年には空気圧を利用したエンジンとアイシン製8速ATを、2019年にはC&DセグメントにプラグインHVを投入する」として将来の計画も明らかにした。
一方、輸入元でマーケティングを担当しているジャン・ミッシェル・オモンさんは「2種類のエンジンを導入して3つのブランドで14モデルをラインナップする。なかでもC4ディーゼルは279万円という競争力ある価格を実現した」と説明。
まずはプジョー308(299.0〜378.8万円)、同508(434.0〜464.0万円)、シトロエンC4(279.0万円)、DS4(349.0〜361.0万円)の各ディーゼル車が発表されたが、この後、年度内に3008、C4ピカソ(同時にマイナーチェンジ)、DS5にも設定される予定だ。
なお、都内で開催された報道発表会ではディーゼルエンジンに造詣の深い北海道大学大学院の小川英之・教授とフリーアナウンサーの吉川美代子さんによるトークセッションも行われ、日本マーケットにおけるディーゼル車市場の推移やディーゼルエンジンの利点が挙げられた。
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