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日産自動車、グローバル企業活動から排出するCO2を22.4%削減
日産は、同社のCSR (企業の社会的責任) に関する考え方や活動をまとめた年次報告書の最新版、「サステナビリティレポート2016」を発行した。日産は、グローバル企業活動から排出される二酸化炭素(CO2)を過去10年間で22.4%削減したという。
日産は、CO2排出量の削減、ゼロ・エミッション車の普及、各施設での省エネルギー活動において大きな成果を挙げており、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)が発表した、主要企業の気候変動への取り組みに関する調査報告書において、最も優れた自動車企業に選ばれたそうだ。
日産のCSO(チーフサステナビリティオフィサー)である川口均氏は、「当社は中期環境行動計画『ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)』の一環として、ゼロ・エミッション車や低燃費車の拡大、エネルギーや資源の多様性、効率性、リサイクルを、より一層推進していくことを目指しています。当社の中期環境目標に向け、日産の全従業員およびパートナー企業の継続的な取り組みが、これまでの成果につながっています」と述べた。
日産の企業活動による環境負荷低減には、グローバルの各生産工場において省エネルギー診断を行う専門チーム「NESCO (Nissan Energy Saving Collaboration)」などの取り組みが貢献している。また、昨年には、新たに「資源版 NESCO」を立ち上げ、天然資源や水使用の削減に努め、2016年度に発売される新型車に占める再生材の使用率25%を目指して取り組んでいるという。
日産のサステナビリティ活動における取り組みは、2002年に開始した「ニッサン・グリーンプログラム」の成功から加速を続けている。最新の「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」では、2016年までに、環境への影響と資源消費を削減することを目標に掲げている。
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