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日産、福岡県行橋市に電気自動車「e-NV200」を無償貸与

2016.6.29

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日産は、福岡県行橋市に電気自動車(EV)「e-NV200」を3年間無償貸与すると発表した。

 

納車式は27日、日産自動車九州において、行橋市の田中純市長、日産自動車九州社長の荒井孝文、地元販売会社の代表者らが出席して盛大に執り行われたという。

 

日産は昨年9月、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体に対して、「e-NV200」を3年間無償貸与し、同車を実際に活用してもらう取り組みを行うことを発表しており、昨年末より順次貸与を始めている。

 

「e-NV200」は、滑らかな加速と静粛性を兼ね備えたEVで、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池としてさまざまな場面で活躍が期待できるという。行橋市では、この「e-NV200」を公用車として使用し、市民に電気自動車の有用性を幅広くPRする予定。また災害時には非常用電源として避難所等でも活用していくそうだ。

 

また、日産自動車九州と行橋市は同日、地域を取り巻くかけがえのない自然を守り、人と地球の為のやさしいまち造りを実現することを目的に、連携協定を締結した。

 

本連携協定では、低炭素社会を目指した環境面で先進のまちづくりの推進に関すること、災害に強い街づくりを目指した支援に関すること、並びに環境を未来に引き継ぐ人材の育成に関することについて緊密な相互連携と協働により推進していくという。

 

さらに今回の連携協定締結を機に、日産自動車九州から行橋市へ日産ニューモビリティコンセプトを2台貸与し、行橋市内における超小型モビリティの利活用の可能性を探っていくそうだ。

 

日産自動車九州は今後も、近隣の自治体との連携を深め、環境保全や災害対策など、幅広い視点で地域社会の発展に貢献していたいそうだ。


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