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ボッシュ日本法人がランスタッドアワード2016で海外企業部門第一位を獲得

2016.2.9

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ボッシュの日本法人がエンプロイヤーブランド(企業魅力度)を調査・表彰するランスタッドアワード2016において、海外企業部門で第一位を獲得した。ランスタッドアワードは、オランダの大手総合人材サービス会社ランスタッド・ホールディングが第三者機関を通じて毎年調査し、エンプロイヤーブランドの高い企業を表彰するもの。日本法人であるランスタッドは、今回日本国内で事業を展開する210社を対象に調査を実施した。

 

ボッシュは、昨年同部門11位から大きく躍進しての受賞となった。今回の受賞について「従業員のパフォーマンスを最大限に引き出すため、企業は従業員のワークライフバランスの実現に取り組まなくてはなりません。そのために従業員が働きやすい勤務環境を整えることは企業の責任であり、その結果がこうして評価されたことを大変光栄に思います」。とボッシュの人事を所管する取締役副社長の森川氏は述べた。

 

多様な働き方を促進させる勤務形態

ボッシュでは、従業員のワークライフバランスの実現のために、それぞれの従業員に合った多様な勤務形態の充実に取り組んでいる。在宅勤務制度は、これまで育児・介護・傷病に限り認められていたが、2015年11月より事由を特に制限せず利用できるようになった。新入社員などを除くほとんどの事務・技術職の社員が、最大で月40時間在宅勤務が可能になった。実際に在宅勤務を開始した男性社員は「通勤時間がなくなったことで、週に1日必ず家族と夕食を一緒にとり、子供の面倒や家事のための時間をとれるようになった」と在宅勤務の効果を実感しているという。

 

従業員のワークライフバランスの実現を支援

従業員のワークライフバランスを実現させるため、勤務形態の充実以外にも勤務環境を改善するための恒常的な努力を続けているという。性別、国籍、年齢、文化における多様性を推進するため、ボッシュ・グループでは、全世界でダイバーシティ推進活動を展開してる。日本では「タイムマネジメント向上」、「在宅勤務研究会」、「育児・介護両立サポート」の3つをテーマに、従業員によるワーキンググループが発足し、事業部の枠組みを超えて、より良い勤務環境のために活発な意見交換を行い、新たなプロジェクトのイニシアチブをとっている。その他にも、1984年から有給休暇の取得目標を掲げる活動を開始し、現在では非管理職の年間の有給休暇取得率が100%近くになった。また、1992年からは残業をしないで所定就業時刻に退社する一斉退社日を設定するなど、様々な施策に取り組んできた。現在では、育児休職から復職した従業員とその上司のためのキャリア育成トレーニングの開発や介護支援の充実に取り組んでいる。このような努力により、ボッシュでは離職率が長年1%台に保たれているという。