ボッシュが二輪車の車線変更を支援するシステムを開発

ボッシュは、4つの超音波センサーを使用して周囲を監視し、ライダーの安全な車線変更を支援する世界初となる二輪車向けアシスタンスシステム「サイドビューアシスト」を開発した。

このシステムは、二輪車のミラーだけでは視認するのが難しい、もしくはまったく視認できない二輪車の両側最大5mを監視し、ライダーの死角に車両がいる場合にはミラー近くの視覚信号を使って警告を発して車線変更などの際に衝突を回避できるよう支援するというもの。

使用している4つの超音波センサーは二輪車の前方と後方に左右一対で組み込まれており、後方のセンサーは隣接する左右の車線内の死角を監視し、前方の2つのセンサーはシステムの妥当性確認を行っている。つまり、左前方のセンサーが左後方のセンサーよりも先に物体を検知した場合は道路の反対側を走る対向車であるとコントロールユニットが判断して警告は発しないが（駐車中の場合も同様の方法で認識）、後方の超音波センサーのどちらかが前方のセンサーよりも先に物体を検知した場合にのみ、システムはライダーに警告を発する。

このサイドビューアシストは車速が時速25～80 kmで作動し、他の道路利用者との相対速度の差が小さい場合にライダーをサポート。とくに渋滞などで頻繁な車線変更が必要となる市街地での安全性向上に大きく寄与するものと考えられる。

■ボッシュ・イン・ジャパン公式サイト

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