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ボッシュ、米環境保護局(EPA)が行ったVWの調査に関してのコメントを発表

2015.10.2

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ボッシュは、ドイツ自動車メーカーのフォルクスワーゲン社(VW)で問題となっている車両モデルに対して、コモンレール噴射システム排出ガス後処理用のサプライとドージングモジュールを供給している。

 

自動車部品供給業界の慣例として、ボッシュが納入するのは、自動車メーカーが定める仕様に従って製造した部品。そして、これらの部品を適合し、車両システム全体に組み込む責任は、個々の自動車メーカーが担っている。

 

今回の問題は、ディーゼル技術そのものの根幹を揺るがすものではない。それどころか、工学的観点からすると、原理的に最も優れている内燃機関が最新のディーゼル技術であり、汚染物質の排出量が最も少ないのがディーゼルエンジンだ。最新のディーゼルパワートレインは、欧州が掲げる地球温暖化ガス排出低減目標を達成する上で欠かすことができないもので、ディーゼルは環境と消費者のどちらも守ってくれる存在である。

 

ボッシュは、高速走行時や急加速時を含め、あらゆる走行状況や運転モードで排出ガスの低減に寄与する燃料噴射システムと排出ガス後処理システムを開発している。ディーゼルは、地球規模のCO2排出削減目標達成のカギを握る技術だ。そして、これは非常に重要なことだが、ボッシュでは、ディーゼルエンジンのCO2排出量をさらに、おおよそ10%低減できる余地があると確信している。

 

NOx排出削減の面でも、ディーゼル車には大きな可能性が残されている。たとえばボッシュの「DENOXTRONIC」を使えば、排出量を最大95%低減することができる。これは、今日の公式走行サイクル以外においても大幅に低減できる。ボッシュは、今後も引き続きディーゼルのさらなる改良に取り組む所存だ。

 

 


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