スクープ

2001年5月


ヴェロッサ
トヨタ
トヨタヴェロッサはラテンの色気をたっぷり凝縮!

確定ドローイングをスッパ抜いてから丸1カ月。スクープ班では7月6日にデビューするトヨタの新型スポーツセダン、ヴェロッサの外観フォルムとインテリアを完全再現した。

そもそもヴェロッサは次期チェイサーとして開発が始まったクルマだ。その証拠に、開発コードには現行マークIIの180Nに続く181Nが与えられ、プロジェクトも同時進行してきた。その181Nがなぜチェイサーではなく、ヴェロッサという聞き慣れないネーミングで登場するのか。答えは取扱い販売チャンネルがネッツ店からビスタ店に変更されるためだ。


スクープ班が入手した資料を元にヴェロッサの外観フォルムを完全再現した。ブリスター形状のダイナミックなフェンダー造型や独特のカタチをしたヘッドランプが印象的だ。 6月号で速報スクープとしてお届けしたヴェロッサの確定ドローイング。

ヴェロッサ最大の特徴はその大胆な外観フォルムにある。トヨタ車、いや日本車とは思えないアグレッシブなデザインにはラテン系人気車も驚きが隠せないだろう。フェンダーの流れに続く大型ヘッドランプや押し出し感の強いボンネット一体式ラジエターグリル、くっきり感で陰影が強調されるボディ側面など、どこをとっても既存のトヨタ車には見られない色気がたっぷりだ。先述の販売チャンネル問題がなくても、コイツをチェイサーと呼ぶにはあまりに強烈すぎるほどだ。 

リアコンビランプはヘッドランプと似たモチーフで、やはり上面に回り込む形状を採用。ターンシグナルやバックアップランプもレッドレンズで覆われ、非点灯時には姿を潜める。ちなみにスリーサイズは4705mm×1760mm×1450mmで、まもなく消滅するクレスタよりも55mm短く、30mm背が高い。プラットフォーム流用により、ホイールベースはマークIIと同じ2780mmになる。

確定ドローイング
予想イラスト
1月号に掲載した予想イラストと極秘入手した確定ドローイングの比較。ナンバープレートの位置は違ったが、リアコンビランプやフェンダー造型を早くからキャッチしていたことが証明された。