ヴェロッサ最大の特徴はその大胆な外観フォルムにある。トヨタ車、いや日本車とは思えないアグレッシブなデザインにはラテン系人気車も驚きが隠せないだろう。フェンダーの流れに続く大型ヘッドランプや押し出し感の強いボンネット一体式ラジエターグリル、くっきり感で陰影が強調されるボディ側面など、どこをとっても既存のトヨタ車には見られない色気がたっぷりだ。先述の販売チャンネル問題がなくても、コイツをチェイサーと呼ぶにはあまりに強烈すぎるほどだ。
リアコンビランプはヘッドランプと似たモチーフで、やはり上面に回り込む形状を採用。ターンシグナルやバックアップランプもレッドレンズで覆われ、非点灯時には姿を潜める。ちなみにスリーサイズは4705mm×1760mm×1450mmで、まもなく消滅するクレスタよりも55mm短く、30mm背が高い。プラットフォーム流用により、ホイールベースはマークIIと同じ2780mmになる。