スクープ

2000年9月


MP

ホンダ
マルチワゴンなみの超でかキャビンだ!!
ロゴ継承モデルMP

ベーシッククラスのリーディングモデル、と言えばヴィッツだ。これには、おそらく異論のある人も少ないだろう。少なくとも日本国内においては。

もはや古さを隠せなくなってきたロゴを擁し苦戦を続けているホンダだが、ヴィッツ撃墜の最右翼にいるのも、またホンダなのだ。これは現状ではなく、もう少し先の話。そう、ロゴ後継モデルこそ、ヴィッツの市場独占状態を崩しうるホンダの最終兵器と言える。

2週間ほど前にデビューした新型シビック5ドアは、まるでミニバンのような革新的パッケージングをウリにしている。このシビックのパッケージングをさらにギュギュッと凝縮すると、開発コード「MP」と呼ばれるロゴ後継モデルになる。

小さなサイズの「MP」ではシビック並み、とまではいかないまでも、コンパクトクラスとしては破格の居住空間を持つクルマになる。クラス最大の空間を得ながら、乗用車として違和感を与えない……。

「ほぼ確定」といえる最新情報をもとに作成した「MP」の予想イラスト。ピラーが前進しているため、ドア前に三角窓が付くところがミニバンっぽい。

「それじゃロゴとキャパを足して2で割ったようなクルマじゃない?」

鋭い、そのとおりだ。「MP」はかなり背が高い。キャパほどではないが、全高は1・5mを超える。さらに、燃料タンクを前席直下に配置し、実質的にフロアの低床化を図って室内空間を大きくとる。Aピラーは思いきり前進し、ノーズは短い。これはシビックとまったく同じ思想だ。もう、キャビンのデカさではヴィッツなんかメじゃない。デザインも、どことなくシビックに似た雰囲気になるというから期待できる。

この、事実上のロゴ/キャパ統合で、モデル名称は一新されるという情報もキャッチ。「ロゴ」という名前は、一代限りで消えることになる。

「次期キャパは7人乗り」説はやっぱりホントだった!?
現行モデルのキャラクターが「MP」に統合されてしまうキャパだが、次期キャパ「MQ」では、なんと3列シートの7人乗りに生まれ変わる。
燃料タンクを前席直下に置く「MP」の構造は、フロア後半をフラット化したい「MQ」のためのものだろう。このフロア構造によって、シートアレンジの自由度がかなり高まる。もっとミニバンらしく変身するキャパにも期待が高まる。


現行ロゴ 最後のご奉仕!!

Gタイプ『お買い得バージョン』12月7日発売!Gタイプにうれしい装備追加


Gタイプ『お買い得バージョン』
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キーレスエントリー
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5万円ディスカウント!
●キーレスエントリー   ●電動格納ミラー   ●運転席シートハイトアジャスター    

後継モデル「MP」のデビューまで約半年という2000年12月7日、現行ロゴ“最後のご奉仕モデル”というべきお買い得バージョンが発売される。ベースは量販グレードのGタイプ。これにキーレスエントリー、電動格納ドアミラー(ボディ同色)、運転席シートハイトアジャスターという人気のオプションをセット。これだけでも4万円近いサービスということになるが、さらに通常のGタイプより5万円も安いプライスを設定。5ドア2WDのAT車なら100万円を切る、99万8000円というプライスだ。


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