スクープ

2001年5月


M35ステージア
日産
本格FRスポーツワゴン
M35ステージアの真相を暴く!!!

V35スカイラインの全貌がほぼ明らかになったいま、一番気になるモデルといえば次期ステージアだ。現行モデル同様、スカイラインのパフォーマンスを受け継ぐスポーツワゴンとして登場するステージア。スクープ班はついに、その真相に迫ることに成功した!

ついに真の姿をキャッチした。これが、9月にデビューを予定しているという、型式名「M35」次期ステージアの確定スタイルだ。

次期ステージアがどうなるのか。これまでにも、さまざまな情報をスクープ班はキャッチしてきたが、なかなか最終的なスタイリングには結びつかなかった。

そして、その後入手した情報により、ようやく判明した確定スタイリングは、やはり、どことなく現行ステージアの面影を残しているように見える。しかし、スカイラインと同じ新世代LクラスFRプラットフォームによるフロントミッドシップ・パッケージングを採用する次期ステージアは、現行モデルとはかなり異なるプロポーションになるのだ。


ワイドフェンダー+18インチホイールの“スーパースポーツ・ユーティリティ”
その名はグレード名「AR-X」

フロントのディテールに現行モデルの面影を残す次期ステージア。確定スタイリングでは、樹脂製ワイドフェンダーと18インチホイールを採用する「AR-X」を再現した。

ホイールベースは、現行モデルより明らかに長い。フロント、リアのオーバーハングが極端に短く、全高は高めのボディはボリューム感たっぷりだ。だが、リアに向かって切れ上がる、全体に高めのウエストラインとすることで、シャープな雰囲気に仕上げられている。 

この迫力ボディに、さらに黒い樹脂製オーバーフェンダーを装着したワイドバージョンの存在も判明した。「AR‐X」と称するこのグレードは、クロスオーバー的イメージもあるものの、足元を引き締めるのはなんと18インチの大径ホイール。オンロードでのパフォーマンスを意識してのワイド化なのだろうか。

フロントまわりはMC後の現行モデルとちょっと似た感じのデザインだが、このランプユニットにはヘッドランプのほかスモール&ターンシグナルが一体で収められる。ヘッドランプにはもちろんキセノンランプも採用され、その場合は上下2分割リフレクターを用いるようだ。

リアビューでは、既報のとおりDピラーからリアゲートまで伸びる“L字型リアコンビ”が最大の特徴。このリアゲートは樹脂パネルが多用される一方、ガラスハッチも採用され、利便性も大幅に向上するという。

エンジンは2.5リットルV6が中心
ターボもラインナップ
リアコンビはやっぱり「L字型」だった!!
M35ステージア
M35ステージア
エンジンは2.5リットルターボを搭載することを確認した。当然、280psは発揮されるはず。スカイラインよりもさらにパフォーマンス重視のラインナップとなるようだ。 リアコンビランプが「L字型」である証拠がこれだ。ひと目でステージアであることを印象づける、個性的なリアビューだ。ゲートのボディ色パネル部は樹脂製となる。

気になる搭載エンジンは、2・5リットルV6のNAとターボのラインナップを確認。スカイラインにはない2・5リットルターボを主力とすることで、ステージアがスポーツ性を重視したモデルであることがうかがえる。

スクープ班では、さらに調査を続行中。次期ステージアの続報にご期待いただきたい。

ステージアのスクープを振り返る
99年7月で
コンセプトをスクープ!
スクープスシャル
00年秋号でリアビューをスクープした!