CAR@Nifty メーカー正式プレスリリースプリメーラ

2000年7月

インテグラ

ホンダ

ついにつかんだ！　
インテグラの顔には丸いランプが４つ並んでいたのだ！！

といっても、現行インテグラがデビュー時に採用していたような“マル目”ではなかった。どちらかと言えば……というか、まんまＨＲ－Ｖのような雰囲気のヘッドランプだ。


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じつは、このリアビューの方が衝撃的かも。こんどは、ヘッドランプだけでなくテールランプも“マル目”になる。フロントと同じく、バンパーに「マル」が食い込む。リアハッチの開き方は現行モデルとほぼ同じだ。

ツリ目型のユニットに丸いランプをビルトインし、はみ出た部分をバンパーに食い込ませる。手法は、まったく同じだ。　

しかし、インテグラのマル目復活には、戦略的な深い意味がある。現行インテグラのヘッドランプは、デビュー時のマル目４灯から、マイナーチェンジで細長い異形ユニットに改められた。これは市場の評判を反映してのことだったようだが、北米や欧州では、依然マル目のまま販売が続いている。

そう、あの顔は日本だけのものなのだ。次期インテグラは、プレリュードを統廃合しつつ、もちろん欧米でも販売される。コスト集約のため、グリルを含めて「統一フェイス」となることも判明した。

マル目が人気の欧米と、異形ランプが支持される日本。すべてを満足させるデザイン――これが、デザインチームへの至上命令だったはず。

現行モデルも初期は “マル目”だったが…

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現行インテグラもデビュー当時は“マル目”だった。バンパーにポコポコと丸い穴をあけた斬新なデザインだったが、日本ではウケが良くなかったのか、MC時には現在の異形ヘッドランプへ変更されてしまった。

だが、北米・欧州・オーストラリアではこのマル目が人気で、当然のことながらタイプRもこの顔で販売されている。

結果、ちょっとＨＲ－Ｖ似のヘッドランプ・デザインが採用されたわけだ。が、ホンダのアイデンティティである鋭角的なペンタゴングリルを組み合わせたその姿は、かなり攻撃的。

プレリュードなきあと、ホンダ・スポーティクーペの魂を唯一継承するモデルにふさわしいルックスといえるだろう。ボディサイズに関しても、確実な数字をキャッチすることができた。

プレリュードとの統合、プラットフォームの問題などから大型化される、とのウワサもあったのだが、最終スペックの全長は、現行モデルとまったく同じ４３８０㎜。ただし、全幅はやや拡大されて１７５０㎜となり、３ナンバー登録となる。　

デビュー予定は２００１年の春。クーペの火は、インテグラが守る！