CAR@Nifty メーカー正式プレスリリースプリメーラ

2000年7月

カローラ・ランクス/アレックス

トヨタ

スタイリッシュな外観と使い勝手のよさ　
１３６psを発揮する新世代１・８リットル直４・ＶＶＴ‐‐ｉエンジン

ランクス／アレックスのセールスポイントはスタイリッシュな外観と使い勝手のよさ。それだけではなく、８月28日に先行デビューするセダン同様、「１・５クラス上」の質感や車格感もライバル車にはない魅力として、多くのユーザーをうならせるはずだ。

具体的には内外装各部のスキ間の縮小や、デザインの面一感にその意気込みが現れており、「完全にプレミオを超えた」との開発関係者のコメントにも裏付けられている。　

他誌に先がけてスクープ班がとらえたインパネを見ても、十分に説得力のあるデザインが行われているのがわかる。ドアトリムへと連続的につながるデザイン処理や、インパネにフィットしたヒーターコントロールパネルも見逃せない。

イラストで再現したダイヤル式だけでなく、上級グレード用のプッシュ式ヒーコンパネルも用意される。オーディオもインパネにマッチした専用デザインで、ＣＤ＆カセット一体ＡＭ／ＦＭチューナー、もしくはワイドマルチＡＶステーションⅡが装着できる２ＤＩＮスペースが用意される。

もちろん、インパネ上方に配置され、ナビ装着時の画面位置にも配慮。エアダンパー採用のグローブボックスやカップホルダー内蔵リアセンターアームレスト、助手席シートバックテーブル、ゲート式シフトレバーなど、これまでカローラ・クラスではほとんど見られなかった上級装備も惜しみなく盛り込まれる。

また、ロードノイズと風切り音もコロナプレミオを下回ってビスタ並みに抑えられており、上質インテリアが揺るぎないものになっている。

入手した情報をベースに、新型カローラのインパネを完全再現してみた。「質感はコロナプレミオを超えた」とのウワサも聞こえてくるほど、仕上がりのよさはピカイチらしい。

アウトドアレジャーをバリバリ楽しみたいユーザーには、ランクス／アレックスではモノ足りないかもしれない。そこでオススメなのがセダンと同時発表されるワゴン「フィールダー」だ。

８月号でいち早くスクープしたので覚えている読者も多いだろうが、本誌ではナマ写真入手にも成功した。月販４０００台をめざすフィールダーはフロント半分をセダンと共用しながら、リアに広大なラゲッジスペースを併せ持つ。

高い質感を演出するためにも、カローラでは初めてベルトラインの位置までカーペットが張られ、２分割フロアボードの下にはトノカバーも収納できるデッキアンダートレイを標準装備。おかげでカバーが非使用時にゴロゴロ転がったりすることもなく、スッキリと片付けることができる。　

メカニズム面でもカローラ初採用のアイテムが目立つ。ひとつは電動パワーステアリングで、燃費向上だけでなく、オイルと配管が不要になることで環境保全にも寄与。　

これがカローラワゴン「フィールダー」のナマ写真だ。国産車離れしたヨーロピアン・フォルムからは、とてもカローラとは思えない雰囲気がにじみ出ている。ボンネットフードに食い込むエンブレムが新型の特徴だ。

もうひとつはスポーティグレード「Ｚエアロツアラー」に設定されるスポーツステアマチックだ。カルディナでの採用以来、すっかりおなじみとなった機構で、ステアリングホイール上のシフトスイッチを操作して変速が行えるシロモノ。２ＺＺ‐ＧＥ型スポーツツインカムと相まって熱い走りが楽しめそうだ。　

ところで、いろんな自動車雑誌をつまみ食いしてる人なら気付くだろうが、この写真は某・月刊自○用車に掲載されたものと酷似している。

もちろん、本誌スクープ班は独自ルートから入手したのだが、あちらはティーザー効果を狙ってメーカーが自発的に提供したというのがもっぱらのウワサだ。

どうせなら本誌に提供してほしかったところだけど、次はぜひ検討してくださいね、トヨタさん！お待ちしてます。