トヨタによるホンダ追撃の経緯 |
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シエンタVSモビリオ
ミニバン市場に矢継ぎ早に新型車を送り込んでいたホンダ。コンパクト・サイズのモビリオを見るやいなや、トヨタの役員が「ウチもあれと同じサイズのクルマを作ろう」と号令をかけて開発させたのがシエンタだ。モビリオとの違いを強調するために曲線フォルムおよび丸目マスクが用いられたが、一部トヨタ関係者の間では発売前から「売れないだろう」との声もあがっていた。 |
ゾーンVSオデッセイ
「低い全高のミニバンなんて…」と誰もが思ったのとは裏腹に、クリーンヒットとなった現行オデッセイ。放置されたままのイプサムを置き去りにしつつ“トヨタ版オデッセイ”ことゾーン(仮称)が開発されているのは公開前に本誌がスッパ抜いたとおり。モーターショーで披露されたように、オデッセイを強く意識して低く構えたルックスで07年にも発売される。 |
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ウィッシュVSストリーム
ヴィッツやマーチが属するコンパクトHB市場にロゴ後継車として01年に送り込まれたフィットは口コミで人気が広がり、02年の年間販売台数でカローラをトップの座から引きずり下ろした。この後、敵討ちと言わんばかりにトヨタは徹底的にホンダを追撃し始め、その口火を切ったのがストリームと同一サイズのボディで現れたウィッシュだ。案の定、ストリームが撃沈されてウィッシュが売れたのは記憶に新しい。 |
ノアVSステップワゴン
タウンエース/ライトエースは96年秋のFMCを機にノーズ付のFRミニバンに生まれ変わった。半年ほど早く登場し、すでに快走を始めていたステップワゴンと同じく、初代ノアにも縦長コンビランプが与えられたが、ナント上半分は光らないダミーだった。当時のトヨタがコスト削減を重要命題に掲げていたために電球が省かれたのか、ステップワゴンを見て急きょランプが上方に伸ばされたのか、その真相は明らかではない。 |
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イプサムVSオデッセイ
イプサムが登場したのは96年5月。大ヒットとなったオデッセイは94年秋に発売されて順調に販売台数を伸ばしていたが、イプサムもそれなりに実績を残した。しかし「5ナンバーサイズでは小さい。オデッセイと同じ土俵に上がろう」と開発陣が決意したのか、2代目イプサムは2.4リットルエンジン&3No.ボディを身につけ、オデッセイと真っ向からぶつかる存在へと変身。だが、2代目オデッセイともども苦戦したのは説明するまでもない。 |