SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.3
インプレッサ15S
■第9回これまでのスバル、これからのスバル

現在、もっともクルマ好きが乗るに値する国産車、そう考えて新型インプレッサをテストした筆者。
しかしながら1000kmを共にして導き出された答は『NO』である。残念ながら現状ではそう結論づけるしかない。

トヨタ傘下になったことでコスト管理など、さまざまな制約でがんじがらめにされ、これまでのようなクルマ作りができなくなってしまった……。
そんなことを今さら言っても仕方ないことである。それは初めから解っていたこと。
問題はその厳しい制約の中でいかにスバルらしい仕事ができるか、である。
たとえ10のうち9つ譲ったとしても、最後の1つだけは絶対に譲れない。そんな姿勢が感じられればクルマ好きは必ず支持してくれるはずだ。

同様にどんなに負け続けようとも、どんなに会社の経営が逼迫しようとも、WRC(世界ラリー選手権)に代表されるモータースポーツは絶対に続けるべきだと思う。
マニアックなファンは増えるが、一般の人たちへの販売促進にはつながらない、そう揶揄する人が多いことは十分承知している。
しかしそれは逆なのだ。一般の人たちほどブランドイメージを、もっと言えば世間体を気にするものなのだ。
スバルはそういった人たちの心を揺さぶる必要がある。加えてもっと効果的なプロモーションテクニックを学ぶ必要があると思うのだ。
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