SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.3
インプレッサ15S
■第8回煮つめ不足を感じる国内仕様

さて、新型インプレッサをどう評価すればいいだろう。
期待が大きかっただけに、やや失望を感じているというのが偽らざる本音である。
もしかしたらこう考えるべきなのかもしれない。
ベーシックグレードゆえ価格を考えれば仕方がないのだと。その代わり2L&4WDモデルやSTIバージョンはまったく別物で、それらは素晴らしい出来になっている、と。
いや、実際にもっとも売れるグレードはこの1.5LのFWDモデルのはずだし、メーカーもそれを十分意識して開発しているはずである。
スバルフリーク以外のクルマ好きが、初めて触れるスバルになる可能性が高いモデル。
言い替えれば"スバルの顔"である。それがこのレベルでいいわけがない。
もし、ヨーロッパで大ヒットさせたいと考えているのなら、なおさらである。もっとも国内向けと違って輸出仕様は、その辺りをジックリと時間を掛けて煮つめている可能性は無きにしも非ず、ではあるのだけれど。

ちなみにオートエアコン、ナビシステム、キーレス&プッシュスタート、イモビライザー、外部入力端子(映像可)、本革巻きステアリング&シフトノブ、ステアリングオーディオリモコンスイッチ……、これらの使い勝手はまずまずで、やはりあれば便利と感じる装備。
ただ、残念ながらすべてオプションである。15S(FWD/4AT)の151万2000円というプライスは魅力的ながら、オプション選択は慎重に行うべきだろう。なぜなら気がついたらいつの間にか200万円オーバー!なんてことになりかねないから。
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