SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.2
初代BMWミニ
■第11回テストコースで全開アタック!
ワタシはいつものようにテストコースへと持ち込んだ。
さっそくレッドゾーンまで回して1速から2速、そして3速とシフトアップしていく。
1.6Lクラスで163馬力というと、国産車なら一世代前の最強バージョンである。
しかし、シートにカラダが押しつけられるような強烈な加速感は襲ってこない。
常識で考えられる理性を失わない程度の加速感。
たしかに5000回転を超えると力強さを感じるものの、やはり重過ぎるのだと思う。
せめてボディ剛性や安全性を確保しながら1000kgは切って欲しかった、というのが正直なところ。
もっとも200km/hで巡航するアウトバーンでは、この重さが逆に安定性につながることは確かなのだけど……。
その直進安定性もフラットな路面&ドライであればまずまずと感じるものの、路面に轍があったりウェットだった場合は話は別。
太過ぎるタイヤのせいでステアリングが取られるし、ミニサーキット用にセットアップされた、フロントタイヤのキャンバーが極端にネガティブ側に振られたクルマのように、トレッド面のサイドだけで路面を捕らえているようなトラクション感のなさを感じてしまう。
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