SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.2
初代BMWミニ
■第10回最強バージョン「クーパーS」を試す
さて、問題の「クーパーS」のMTである。
163馬力のパワーと、219Nmのトルクを発生する最強バージョン。
ルーフとドアミラーがホワイトにペイントされ、ラジエターグリルはボディ同色に、エンジンフードにはスーパーチャージャーのためのエアインテークが備わり、マフラーはダブルのセンター出し、それに足元は205/45R17(これはオプション)サイズのピレリが奢られている。
見るからにアグレッシブな雰囲気。
レートの高いスプリングと減衰力の高いダンパー、それに205/45R17というロープロファイルのタイヤ(しかもランフラット)を装備している割には、身構えるほどの固さには感じられなかった。
たしかにソフトとは言えないものの、ぶっちゃけた話ONEと変わらない、いやONEより好ましいくらいである。
高速道路の繋ぎ目のような急な入力がある場合は、固められた足まわりを意識するものの、大きなうねりなどはONEより路面をしっかり捉えているように感じる。
要はチューニングの問題なのだろう。
それに足まわり自体の剛性感も高く、リフトアップして下から覗いてみたのだけど、かなり頑丈に作られているのが解かる。
アーム自体も太いし至るところに補強が入っている。
それに各パーツの造形も凝ったもので、実にお金を掛けて丁寧に作られていると感じる。
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