SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.2
初代BMWミニ
■第6回荒く固い乗り心地!
それからONEに装着されていたのはピレリのP3000で175/65R15という物。
思っていたより乗り心地は良くない。
感じ方は人それぞれなので一概には言えないものの、タイヤブロックからの振動やノイズが如実に伝わってくるし、それにスプリングとダンパーのバランスが良くないようで、そんなに固くないのに固いように錯覚してしまう。
いわゆるゴツゴツ感があるのだ。
コストの問題からか、リアのスタビライザー(左右輪のストロークに差が生じた時にバーのねじれによってボディのロールを抑えるパーツ)をケチったのが影響しているのかもしれない。
このクラスだと16mm径くらいの細いスタビを入れて、コイルスプリングをやわらかめにセットした方が良かったのではなかろうか。
ダンパー自体は非常に精度が高くお金が掛かっているシロモノだけに、ハッキリ言って残念。
デイリーカーあるいはストリートカーは、ある程度ロールさせて粘るような味つけにした方がいいと思う。
もっとも、これもコストの関係と伝統的な?ミニの乗り味を考慮した弊害である。
実用燃費は市街地と高速道路を半々に走ってONEが約6.9km/L、クーパーが8.1km/L。
1.6Lのベーシックカーとしてはあまり誉められた数値ではない。
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