SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.2
初代BMWミニ
■第3回まずはONEのCVTをテスト
最初に乗ったのは「ONE」のCVT。
大きく重量のあるドアを開けてコクピットに乗り込む。
ドアノブは手でしっかり握って操作するドイツ車らしいもの。
エンジンをスタートさせシフトレバーをドライブレンジに入れゆっくりとブレーキペダルから足を離していくと、CVTではあるもののクリープが備わっているのが解る。
それもかなりの勢いでクルマが動く。
慣れないうちはブツけないよう気をつけた方がいいかもしれない。
とくに車庫入れなどでのバックは慎重に行なうべきだろう。
スロットルを踏んでスピードを上げてみる。
このシステムが出始めたころのような、動きがギクシャクする、踏んでもなかなか前に進まない、エンジンブレーキのクセが解りづらい……、といったフィーリングはかなり影を潜め、トルコン式AT並み、とは言わないまでもまずまずのスムーズさと静かさだ。
機械的にも進歩しているのだろうし、セッティングあるいはコンピュータの容量アップなどによって、きめの細かい制御が可能になっているのだろう。
ただ、スムーズに止まる場合は最後の瞬間ちょっとブレーキペダルを踏む力を弱めて、微妙なコントロールをするのだけれど、ここでガッタンゴットン、ドコドコドコ、といった具合いに揺れるのである。
マイチェンで多少良くなった後期モデルと較べ、ここは前期モデルの弱点である。
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