SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.2
初代BMWミニ
■第2回BMW製ミニのアウトライン
まずはアウトライン。
BMW製となったNEWミニは2001〜2006年が初代、2007年〜現在が二世代目、といったところ。
それぞれの特徴はこう。
初代は小型FWDを作るのが初めてと言っていいBMWだけに、手探り状態ながらもかなり力の入った作り方をされているのが特徴。
またクラシックミニのゴーカートフィーリングを再現するために、キビキビ感はあるけれど足まわりはガチガチで限界域での挙動はいささかトリッキー。
2004年のマイチェンで少しマイルドに。
またクライスラーと共同開発されたエンジンは魅力に欠け、CVTはまだまだ未成熟な印象。
内装は掃除が大変ながらデザインや質感に手抜きなし。
チェックメイトなどの特別仕様車やJCW(ジョンクーパーワークス)などの高性能版もあり。
二世代目は初代のネガを潰しただけに大きな不満はなく、シャシー側に移されたヘッドライトなど、整備性の向上や細部の作りを熟慮した構造に。
ただマジメに作り過ぎて、売れても利益が上がらなかった反省からか、見えないところにコストダウンの影がちらほらと。
もっとも巨大なセンターメーターで見る者を圧倒し、細かい部分の安っぽさを隠す努力はしているけど……。
エンジンは燃費と性能に優れた待望の自社製。
日本人にも扱いやすいアイシン製6AT搭載。
またベーシックなONEは1.4Lエンジンに変更、といった具合。
思いっきり乱暴な言い方をすると、アウトラインはこんな感じである。
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