SPECIAL企画
グラツー・インプレVol.1
ルノー・メガーヌ1.6(AT)
■第6回懸案のパワステと賛否あるインパネ

次に電気式パワステ。
車両の個体差や車種による差別化、タイヤ&ホイールの違い、といったさまざまな要因があるから一概には言えないものの、この1.6はまずまずのフィーリング。
アシストが利き出すまでの重さ、ON/OFFの境い目の違和感、利き出してからのオーバ-サポート……といった課題が少しづつ改良され、油圧式と遜色ないレベル、とは言えないまでも、これなら普通の人が意識しないで使えるレベルに達していると感じた。

インパネまわりの造形はいたってシンプル。
そして質感は残念ながら日本車にはとうてい及ばないレベル。
しかしスイッチ類に凹凸をつけ誤操作を防ごうとしている点など、好感の持てるデザインポリシーである。
ちなみに1.6でもオートエアコン、雨滴感知オートワイパー、運転席/助手席/前後サイド/カーテンなど8つのエアバッグ、前後フォグランプなどがしっかり装備される。
ベーシックグレードでも手抜きなし。

またエンジンのON/OFFはイモビ機能つきのカードキーで。
ついでに飛行機のスロットルレバーのようなブレーキレバーも特徴的である。
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