ポルシェがDCT(ダブルクラッチトランスミッション)を市販モデルに採用した。PDK=ポルシェ・ドッペルクルップルング。英訳すればそのままダブルクラッチというネーミングであり、同じドイツ勢の中ではVWやBMWに遅れての採用である。しかし、もともとDCTはポルシェが世界で最初に実用化を目指してレーシングカーに搭載した機構であり、構想からほぼ30年を経て市販車への搭載にこぎ着けたのは、まさに執念と言える。今後ポルシェは、ティプロトニックをすべてDCTに置き換えるようだ。今回はPDK採用モデルを中心に、最新のポルシェを試乗した印象を3人が語り合った。結論は「ポルシェも悩んでいる」「利益率の追求は量産メーカーと同じ」である。
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