国内の新車販売は相変わらず低調が続いている。そんな中、ﾄﾖﾀに焦りが見えてきた。もともとﾄﾖﾀ系列のﾃﾞｨｰﾗｰは、ﾒｰｶｰ資本から独立した地場が中心。双方の立場は対等で、互いに厳しい関係を築き、その結果ﾒｰｶｰは開発力を強め、ﾃﾞｨｰﾗｰはｻｰﾋﾞｽの向上に務めた。それが世界に高い評価を得られた原動力だ。
しかし、最近は特別仕様車をﾒｰｶｰに押し付けられるというｹｰｽも増えているという。そこで在庫について取材を行うとﾋﾞｯｸﾘ。あるﾃﾞｨｰﾗｰにはｱﾙﾌｧｰﾄﾞの新型と先代型が2台同時に展示されているなど、在庫の多さを物語っていたのだ。
ｸﾗｳﾝなど利益幅の広い車種も売れてはいるものの、昔ほどではない。そこに利益幅を更に削った特別仕様車の押しつけ。儲からないﾃﾞｨｰﾗｰの苦悩は続きそうだ。
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