REGULAR企画
横山弁護士のX流法律のツボ
Q:自動車運転過失致死障害と危険運転致死罪の違いは?
先日、世間の注目を集めた判決が下された。
それは飲酒運転による交通事故に関してのもの。
検察側が危険運転致死罪による厳罰を求めたものの、裁判所は同罪の成立を否定して自動車運転過失致死傷罪で処罰したのである。
果たしてその真意とは?
A:危険運転致死傷罪の成立要件は抽象的で判断が難しい
危険運転致死傷罪はアルコールの影響によって正常な運転が困難な状態であった時に成立する。
しかしこの条文は数値的な基準ではないだけに、判定が難しいというのが正直なところ。
結局、規定が立法技術的に稚拙であることが問題なのだが、それより何より重大なことは、そのような重罰規定を急造しなければならないほど、飲酒運転による悲惨で無念な事故が多発していること、である。
BACK
SCOOP
|
ざ・総括
|
REGULAR企画
NEWS
|
編集部blog
SPECIAL企画
|
クラッシュファイル
モバイルXTOP
© MOOK HOUSE