REGULAR企画
横山弁護士のX流法律のツボ
Q:何気なくしている運転が違反になることがあるの?

どんどん規制が厳しくなる交通法。
たしかに少なからずの効果を上げているようだが、ドライバーのマナーは相変らずのようだ。
新聞やマンガを読みながら運転する、大音量でオーディオを鳴らす、あるいは携帯電話をかけるなど。
それでは、信号無視や飲酒運転といった、誰でも違反と理解できる行為意外にも、ワタシたちが何気なく行なっている運転が違反に問われることがあるのだろうか?

A:その答は安全運転義務を定めた道路交通法第70条にある

そこには「車両等のハンドル、ブレーキその他の操作を確実に操作し、かつ道路、交通および当該車両の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と書かれている。
違反すれば3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金だ。
そもそも無免許運転の禁止や飲酒運転の禁止など、運転者の具体的な義務が定められているが、状況に応じてさまざまな無謀運転がありうるので、それらに対応させるために第70条を定めているのだ。
行き過ぎた解釈は危険だが、このような法律がないと歯止めが利かなくなってしまう恐れがあるというわけである。
BACK
SCOOPざ・総括REGULAR企画
NEWS編集部blog
SPECIAL企画クラッシュファイル

モバイルXTOP
© MOOK HOUSE