http://www.suzuki.co.jp/release/a/2009/1216/index.html
本日午後、都内でスズキの7代目新型アルトが発表された。
冒頭,挨拶に立ったスズキの鈴木修会長兼社長は、
●1979年発表の初代アルトから30年で1000万台超を販売したことを説明した。この間、国内500万台、インド市場420万〜430万台、その他海外合わせて1000万台に達している。
●実は初代アルトは当初の発売予定から1年間、発売が遅らせられた。
鈴木修社長が初めて社長に就任した年が78年だったが、
「」それまで輸送費の問題で地域別価格だったのを全国統一価格に設定する。
「」当時としては破格の47万円を実現する。
「」乗用車ではなく、貨客兼用車として発売する。(記者注:これは税制の問題だったかな)
「」女性をターゲットにするため、1グレードにする。
こうした当時としては画期的な商品戦略を行った事を懐かしそうに話していらした。このクルマがその後、スズキ四輪車販売の礎となり、今日の同社発展の契機となったことはつとに有名だ。
後半には、12月9日に電撃的とも言える形で発表されたVWとの包括提携合意にも触れ、「GMに28年間お世話になった。ちょうど小学校を卒業して中学校に入学する時に(VWに)先生が変わった気持ちだ」と語り、参加していた記者を和ませてもいた。
今期予想の連結売上高2兆3000億円を誇り、来年1月に満80歳を迎える「日本一の中小企業」の社長はどこまでもいつまでも謙虚だ。