編集部blog
[2008/1/30]
■空白の一日は生まれるのか!?
「ガソリン国会」が正念場を迎えている。
政府与党は「暫定税率」を維持し、時間を稼ぐための租税措置法案のつなぎ法案を国会に提出する構えである。
しかも福田首相の参議院での問責決議案逃れとも受け取られかねない「議員立法」でだ。
これに対して、民主党は参議院送致60日後の衆議院再可決による、3月末の年度内法案成立阻止を目的にあの手この手の審議阻止行動をとろうとしているようだ。
仮に1月末までの衆院可決ができないとなれば、4月1日から1日以上、揮発油税の暫定税率が解除されることになるからである。
ただ、揮発油税は、メーカー出荷時の課税だから、万が一、1月末までに法案が衆院を通過しなくても、小売り段階で、「25円下がる」かどうかは本当の所は分からないのではあるが…。
いずれにしても、本日の国会の動きからは目が離せそうもない。
事の次第によっては、一気に政局へと発展する可能性もある。
今夜は「ハンドボール」「岡田ジャパンのサッカー」「相棒」もあるし、テレビに釘付けになりそうな予感である。
ちなみに福田首相は「日本のガソリン課税は高くない」といったそうな。
先日も指摘したとおり、ガソリン課税も本当は十分高いのだが、消費者が自動車を保有することで支払っている公租公課の先進諸国に比べたバカ高さは言うまでもない。
そしてもうひとつ。
憲法に明記されている「国民の義務」である納税。
政府と自治体はその使い道について、しっかりと責任をもってもらいたい。
道路が欲しいのか、道路工事が欲しいのか、ハッキリすべきである。
自らかがタネ蒔いた財源の乏しさのツケを国民に押し付けるのだけはやめてもらいたい。
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