2009年8月30日の衆議院選挙で、民主党が86年に自民党が獲得した300議席を上回る308という史上最高の議席数で圧勝した。そのとき民主党に票を投じた人びとは、当時掲げていたマニフェストに共感していたはずだ。総予算207兆円全面組み替え、子ども手当支給、年金制度改革、地域主権、中小企業の法人税率減をはじめとした経済、雇用対策の充実など、どれもバラ色に輝いて見えた。ただし400日を越えたいま、民主党の「 政まつりごと」に高得点をつける人は減ってきているだろう。それは先の参院選の結果を見ても明らかだ。