道路事情に恵まれたヨーロッパでは幅広ショートワゴンが各社から発売されている。前席に3人掛けシートを採用した6人乗りモデルこそ少ないものの、各車ともリアシートは取り外せて自由自在にアレンジできる。「3
by 2」が立ち向かっていく相手をまとめてチェックしておこう。 |
シトロエン クサラピカソ |
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8ライトキャビンが特徴的で、1.6リットル、1.8リットル、2リットルのガソリン・エンジンが設定されているほか、2リットルコモンレール式ディーゼルも選べる。2000年1月のデビュー以来、すでに70万台以上が生産されており、いまではスペインとブラジルに加えて中国でも生産されている。 |
ルノーセニック2 |
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3月のジュネーヴショーでベールを脱いだ2代目セニック。ガラスハッチや前後スライド式センターコンソール、助手席シートバック・テーブルが新たに採用され、実用性が飛躍的に向上した。全長が230mm長い3列シート版も近々リリースされる予定だ。 |
フィアット・ムルティプラ |
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外観ではフロントウインドウ直下に置かれたヘッドランプ(ハイビーム)と大きなガラスエリアが目を引き、インテリアには3人掛けシート2列が備わる。今年からようやく日本への正規輸入も始まり、1.6リットル5速MTのワングレードが249万円で売り出されている。 |
VWトゥーラン |
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ゴルフVのシャシーが初めて使われた、いわば新世代ゴルフ兄弟の第1弾。1.6リットルガソリン、1.9リットル&2リットルディーゼルに加え、年末までに2リットルガソリン・エンジンもラインナップに加わる。シート配列は基本的に2列だが、オプションで格納可能な3列目シートを選ぶこともできる。 |
フォード・フォーカスC-MAX |
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フュージョン(デミオ級)とギャラクシーの間に位置するフォーカス・クラスの背高ワゴン。後席は3分割構造で、センターシートをラゲッジルームにスライドさせれば、両サイドのシートを車両中央寄りに設置してショルダールームを拡大することができる。年後半から現地販売開始。 |
トヨタ・カローラ ヴァーソ |
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現行カローラ・スパシオ(現地名カローラ・ヴァーソ)に代わり、11月にも立ち上がる現地専売モデル。新型ヴァーソは全幅が広げられて居住性アップが図られる。6人乗りの設定は微妙なところ。基本コンポーネンツはカローラから流用され、トルコで生産される。 |
日産アルメーラティーノ |
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「3 by 2」と同じ発想で98年12月に登場。曲線基調のインパネ・デザインや脱着可能な3分割リアシートが採用されたが、国内ではユーザーの理解が得られず、モデルライフ後半にはコスト削減を推進。ハイブリッド仕様も限定販売。国内向けは3月末で生産終了となった。 |