スクープ
2005年05月

 ステップワゴン  ホンダ
 NEW ステップワゴン 量産車ナマ撮り

エアロバンパー身につけたプレミアムホワイトパール

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本誌がいち早くスッパ抜いた3代目ステップワゴン。特別塗装色のプレミアムホワイトパールに身を包んだエアロ仕様は若年ユーザーを中心に人気を集めそうな仕様だ。

 ホンダがティーザー資料の配布を早めたほど、大きな影響を及ぼした3月号でのステップワゴン世界初スクープ。個性的なフローリング内装や薄型デジタルメーター、乳白色ガラス採用のトップライトルーフなど、新型ステップワゴンを特徴づけるユニーク装備もすべてスッパ抜いたのは記憶に新しいところだろう。

 3代目を数える新型ステップワゴンは本日5月26日、本誌と同時に世に出る。すでに本誌ではナマ写真から詳しい情報まで事細かに掲載してきたが、今回は見納めの意味も込めて新型ステップワゴン、しかも量産車の写真を掲載しておこう。

 いまさら説明するまでもないが、マスクを印象づけるバブル状のヘッドランプと逆台形グリルは新生ホンダ・デザインの象徴とも言える。この表情は秋に発表される新型シビック、そして06年デビュー予定の次期CR-Vにも用いられる計画だ。スクープ班が新たに捕らえたのはエアロパーツがおごられたスポーティ仕様と、イメージカラーのスカイミストMに身を包んだ標準モデルだ。「Sパッケージ」と命名されるエアロ仕様ではバンパースポイラーとルーフスポイラー以外にもプロジェクター式ヘッドランプ、ドアミラーウインカー、フォグランプもおごられ、エクステリア全体が精悍に仕立てられる。各種メッキパーツが専用の黒メッキ調となる点も忘れずにチェックしておきたい。

 6月号で報じたように、シートカラーは4色をラインナップ。ナマ撮りに成功したのは上質感ただようアイボリー(ソフトウィーブ表皮)とオーソドックスで飽きの来ないグレー(モケット表皮)、そしてエアロ仕様のブラック(トリコット表皮)だ。2色が用意されるオプション設定のフローリングは見てのとおり、内装色に応じて組み合わされる。このほか、オレンジ(ジャージ表皮)のシートも設定。

 操作しやすいインパネシフト、視線移動が少なくて済む薄型デジタルメーター、使い勝手に優れたプログレッシブ・コマンダー付HDDナビなど、コックピットに並ぶアイテムはいずれも新型ステップワゴンを引き立てる好材料としてセールストークでも訴求されるだろう。さぁ、ナマ写真をたっぷりと堪能したら、最寄りのホンダ・ディーラーに早速出かけよう!

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エアロ仕様のイメージカラーには濃色が起用され、精悍なイメージがかもし出される。バンパーにはフォグランプも装備。 テールゲートを横断するコンビランプ中央にはメッキガーニッシュが装着され、高品位な印象を演出。リフレクターはバンパーに配置。 歴代モデルの特徴でもあった縦長コンビランプは一転して横長デザインに変更。凸状に膨らんでいるのもユニークだ。エアロ仕様にはルーフスポイラーも備わる。

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写真は標準仕様(左)とエアロ仕様(右)を比べたもの。違いに気付くかな? そう、エアロ仕様ではフェンダーマーカーに代わってドアミラーウインカーが採用されているのだ。個性的なホイールキャップのデザインも見逃すな。

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フィットやライフに酷似したツリ目ヘッドランプはバブル状に膨らんでいるため、車両感覚をつかむのにも重宝する。
スカイミストM が映える量販グレードもキャッチ

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こちらはスカイミストMに塗装された標準仕様だ。オデッセイや次期シビックに似た逆台形グリルが与えられることで、新しいホンダ顔が作り出されている。

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4WD車の専用ステッカーはバックウインドウ右下に装着される。

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アイボリー内装を選択した場合、インパネはツートン配色となって質感の高さが強調される。写真はナビなしのシンプルな仕様だ。操作性の良いインパネシフトにも注目。 こちらはナビ付エアロ仕様のブラック内装。インパネを横切る木目調パネルが斬新だ。自慢の薄型デジタルメーターは前方に置かれ、見やすさがウリに掲げられる。
グレーシート+カーペット

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汚れが目立ちにくく、オーソドックスな雰囲気がもたらされるグレーシートの表皮は高級感あるモケットとなる。3列目シートには左右はね上げ式が継承される。
アイボリーシート+カーペット

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下記写真と同じアイボリーシート(ソフトウィーブ表皮)とカーペット床の組み合わせ。2列目のスライドレールはクッション裏に設けられているため、タンブルも可能だ。
アイボリーシート+フローリング

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アイボリー内装のシート表皮には肌触りの良いソフトウィーブが起用される。内装色に合わせてフローリングもメープル調の明るい色調となり、コーディネートが図られる。
ブラックシート+フローリング

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シックなブラックシート(トリコット表皮)はエアロ仕様に用いられる。写真はオプションのフローリング仕様が組み合わされた仕様だ。2列目シートは便利な左右分割式。
はみ出し情報 その1
新型ステップワゴンは発売に先がけ、ディーラー用展示車として連日100〜200台が生産されてきた。生産機種は2リットルのプレミアムホワイトパール、スカイミストM、ムーンライズMに絞られていたようだ。
はみ出し情報 その2
新型セレナの目撃談が相次ぐ中、ステップワゴンが陸送されている風景はほとんど報告されていない。日産は発売前の前評判をあおる狙いで“計算”づくで運んでいるのかもしれない。


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