MagX

MagXは車のスクープ情報誌、月刊「ニューモデルマガジンX」の公式ウェブサイトです。

News

自工会、西川廣人会長態勢が船出 不透明感増す中、試される「突破力」

2016.5.20

image

image

image-3

西川新会長の挨拶。
熊本地震についてお見舞いの言葉があった。三菱の燃費不正について、あってはならないこと。スズキの件もあってはならないこと。十分な再発防止策を講じて欲しい。新体制の発足にあたり、相川社長の副会長辞退の申し出を受理した。
池前会長の取り組みを引き継ぐ。
国内市場の活性化、税制の抜本的な改革。
TPPのさらなる推進、国内標準とのさらなる調和。
自動運転の積極的推進、次世代自動車の開発等の3点を推進する。
事業環境は楽観できない。曇り模様、潮目が変わった。
これからの自動車産業の変化に向けての技術力の蓄積は十分にある。質の面で世界の中での存在感を増すことはできる。世界の中で果たす役割は非常に大きい。2020年に向けて、より多くのファンを作りたい。
豊田章男副会長です。
「にしかわ新会長」と誤って話して、記者らの笑いを誘っていました。移動の喜びを求めていくとの趣旨です。
八郷副会長です。
日本の自動車業界の発展に努めていきたい。
小飼副会長です。
業界がひとつになってやっていくことも数多くある。よろしくお願い申し上げます。

質疑応答です。
燃費不正問題について。
今起こっていることはあってはならないこと。メーカーへの信頼を前提にした今の仕組みの根幹に関わること。あってはならない。
タスクフォースの結果、経過により何らかの指示があるだろう。できるだけ早く改善していきたい。
日本経済の現状認識について。
足元は緩やかに回復している。4月は前年同期比1.6%増。数カ月は微増の数字が出てくる。全需は数カ月様子を見るべき。本格的な回復には少し時間がかかる。魅力ある商品を出すことが仕事。
http://www.jada.or.jp/contents/data/hanbai/brand02.html
自工会は自動運転ビジョンを昨年出した。社会的なコンセンサスを得ながら、技術的なことと、法令やってインフラ整備が非常に大切。各省庁と連携しながらやっていきたい。
協調していくところはどんどんやっていって、先進市場の中でも先を行く。
一般論として、仮に燃費の面で競争が激しくても、不正することは論外。不正がない状態を作り出していく取り組みが求められるとの趣旨です。
政府が成長戦略の素案をまとめた。
大変期待は大きい。進化の過程に来ている。どこに資源を投入していくのか。量に加えて質の高い進化が問われている。
大いに議論して、果たすべき役割を果たしていきたい。
自動車税制の抜本的見直しへの意気込みは?
2016年から17年にエコカー減税も大きな節目を迎える。実施に向けて重要な局面を迎える。今年の後半、最大限の議論をして、しっかり取り組みたい。
サミットに向けて。
良い場所。技術をアピールできればいい。

自工会懇親会で西川廣人自工会新会長と話す。円高に伴う先行き不透明感、三菱問題、消費税増税など自動車業界には霞がかかっていますね。こんな時には「突破力」が必要だと思います。西川さんはどうされていくのですか?

まぁ、しっかりやっていきますよ。

中々本音を言わないのは相変わらずだ。

豊田章男社長と話す。
ユーザー負担軽減と言っても、財源不足で進展しない。ここは購入時よりも所有にかかる税負担に絞って働きかけを強めてはどうか。

負担が重ければ代替えも進まない。税負担は軽自動車並みにしなければならない。

章男社長にはやはり「突破力」を感じる。

日産の国内販売統括の星野朝子専務と話す。
セレナとノートHVの発売は秋ですね。何とか軽乗用車の販売停止を短期間で凌いで増販したいですねと話しました。
星野朝子専務は、「今度の自動運転は凄いのよ」と応じてくださいました。

マガジンX注
もちろん新型セレナのことです。

「時の人」の元嫁、片山さつき参議院議員と話す。

確かに自動車業界は霞がかかっているわよねえ。

以上です。