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三菱自動車が国交省に4回目の報告

2016.5.18
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    三菱自動車が国交省に4回目の報告
    RVR、アウトランダーPHEV、パジェロ、デリカD5も机上計算。
    相川社長と中尾副社長はが6月の株主総会後に辞任することを発表

会見で三菱自動車の相川社長は、性能実験部長と同管理職が開発を子会社に丸投げしていたこと、子会社管理職は惰行法を使っていなかったことを認めた。
RVRは机上計算だった。アウトランダーPHEV、デリカD5、パジェロも机上計算だった。
机上計算用のマニュアルが存在する。
相川社長は、不正が開発部門で起き、その責任者であったこと。
また、開発部門の抜本的な改革を行うため。日産から開発部門の責任者を招聘する。気兼ねなく存分にやってもらうためにも相川さんがいない方が良いと考えた。
中尾副社長も開発部門が長いことから6月の株主総会後に辞任すると、相川社長から説明があった。
益子会長は、相川社長、中尾副社長の退任は大きな損失。監査等委員会設置会社に移行できなくなった。
益子会長は会社の態勢づくりを行う、水島工場の存続、新態勢への引き継ぎ、日産とのシナジー見極めを行う。
益子会長は、経営サイドからの開発短期化要求などがあった。コンプライアンスには最大限の取り組みを図ってきた。新態勢移行までの報酬を全額返上する。
相川社長は、日産との資本業務提携により、三菱の永続的な成長の道筋ができた。安心して後を任せられると、辞任を決意した。
中尾副社長は、不正事案が発覚した後で責任を取る必要があると思った。20日の会見の後に相川社長の辞任の意思を伝えた。日産からの役員派遣は株主総会後に。

11日の会見では、原因がいまひとつはっきりしていなかった。性能実験部長の指示だったのか提案だったのかクリアになっていなかった。
家族に取材が来たりもした。そのため11日の会見では発言しなかった。
データ不正については、性能実験のマネジャー、管理職が、時間がなくMAEの数字を認めてしまった。
性能実験部、MAEの中のそれぞれの車種の担当がそれぞれ関わっていた。
中尾副社長は、軽以外のアウトランダーPHEV、RVR、パジェロ、デリカD5については、机上計算はあったが不正の意思はなかったとします。
生産販売を停止するレベルにはないと話します。
パジェロは悪質ではないのか?
転がり抵抗と空気抵抗の最良値を使ったが、カタログ燃費は達成できている。
益子会長は、競合他社に負けないようにと、商品会議で言った覚えがある。
常務会議は必ず出席するが、商品会議は出席することがある。

中尾副社長は、
「良いデータを取ればいいんしゃないですか」と子会社に話した。

三菱が関与していたので良いか?
データに関しては、そうです。