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[2009/11/13]
■「環境税」はやっぱりマイカーに厳しい。

新設される地球温暖化対策税(環境税)の素案が環境省から発表された。
http://www.env.go.jp/policy/tax/plans.html
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CO2の排出量に応じて、原油、石油製品、天然ガス、石炭などに課税される。で、ガソリン以外は大体1キロリットルあたり2800円前後なのだが、ガソリンだけは同1万7320円もとるというのだ。
その動機を環境省環境経済課に聞いた。
記者「ガソリン課税額が突出しているのはなぜか?」
環境省 「欧米主要国もガソリンは高率の課税を行っている。また、事業者は国内排出量取引きなどで負担を求めているが、個人ユーザーにはそれがない」
要するに、業界としてのまとまった意見を言えない個人に対して、やっぱり取りやすいところから取るということなのだ。
環境省案のままで、新年の通常国会に政府案がでることはないだろうが、いまのままでは、せっかくガソリンの暫定税率が廃止されても、その分の多くを環境税で相殺されてしまう可能性が高い。
なお、軽油は地方税の軽油引取税に上乗せして、環境税が新規課税されることになる。こちらは総務省か地方自治体レベルで別途、課税案が提出される見込みだ。まぁ、政治力の強いトラック業界のこと、ガソリンほどの課税がされることはないだろうけどね。
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